【#10】実録:マイホーム購入の落とし穴。不動産仲介業者の悪質な手口を、法律とAIで分析して徹底抗戦したQAエンジニアの記録。
【注意・免責事項】
※本記事は、令和8年に起きた不動産トラブルで起きた実際のやりとりにおける音声データ、会話ログ、および手元に残された書面等の客観的記録に基づいて作成された実録ドキュメンタリーです。不当な営業手口からご自身やご家族を守るための「防衛の記録」として公開しています。
マイホームという人生最大の買い物を前に、悪質な不動産業者の手によって平穏な生活を脅かされた記録です。
「素人だからハンコを押させれば勝ち」
そう高を括る仲介業者に対して、QAエンジニアとしてのデバッグ視点(ログ分析)・AI活用・法律知識を武器に徹底抗戦している記録の一部始終をお届けします。
この記事を読むことで、「強引な営業手口の実態」と「万が一巻き込まれた際の具体的な回避策」が分かります。
(以降、買主=私・仲介業者・営業マンで話は展開されます)
第10章:後付けローン仮審査の罠。悪質な仲介業者による手口の核心。
本記事では仲介業者による宅建業法違反の営業実態の核心
『14時間拘束』『深夜拘束』『酩酊営業』『断定的判断の提供』『手付金スキーム』『深夜ATM引き出しの監視』『重説の形骸化』『ローン特約塞ぎの罠』『月末ノルマねじ込み』
に加えて、顧客の命すら何とも思わない営業マンの欠落した倫理観について語ります。
翌11:00:悪質な仲介業者による手口の核心。契約後のローンの仮審査。
改めて当時のタイムラインを整理すると下記の通りです。
10:30:内見開始
↓
19:00:事務所でごり押し営業を受ける
↓
22:00:手付金を即金で用意するように要求される
↓
23:00:重要事項説明を受ける
↓
23:30:契約書類一式への署名捺印を求められる
↓
24:00:売主業者から対面による説明を受ける
↓
24:30:契約締結
↓
(私は不安から眠れず徹夜)
↓
翌11:00:ローンの仮審査の説明を受ける
前日の疲れと徹夜で調査を行った影響でコンディションは最悪。
それでも住宅購入は人生で一度あるかないかの買い物です。
この目で問題がないことを確かめるまでは悠長なことは言ってられません。
11:00に事務所前で担当営業マンと合流し、まずは事務所へ案内されます。
しばらく席について待っていると、唐突に始まったのが、
ローンの仮審査申請
知識がなかった当時の私たちはその場で違和感に気付けませんでしたが、これは本来の実務としておかしな話なのです。
そもそもローンの仮審査とはどういったものか。
■ローンの仮審査
ローンの仮審査(事前審査)とは、正式な本申し込みの前に、年収や他社借入状況などの自己申告データをもとに、お金を貸すかどうかの可能性を簡易的・機械的にチェックする最初の段階のことです。
さらに、ここまで読み進めて気付いた方もいるかもしれません。
そう、#3において営業マンは契約前日の夜に「明日は、事前審査を行えればと思うので、身分証明書と、印鑑をお二人それぞれお持ちになってお越しいただければと思います。」と案内しています。
【参照記事】
おかしいですね。
契約当日の日(#4~#9)に予定されていたローンの仮審査なんてしていませんね。
そう、これこそが。
事前審査のためと称して印鑑を持ち出し、実際は事前審査など行わずに無理やり売買契約書を押し進めて印鑑を流用する。
これこそが当日契約にハメ込むために仲介業者が使ったスキームそのものです。
これは絶対に覚えておくとよいと思います。
売買契約が成立するためには必ず署名捺印(印鑑)が必要になります。
仲介業者はこのような手口を使い巧妙に印鑑を引き出し、何も告げることなく契約にハメ込んでから、後日形だけのローンの仮審査を行う。
これが悪質な仲介業者の実態そのものです。
さらに付け加えると、この時点で行おうとしているローンの仮審査は実はほとんど意味がありません。
ここで#6を確認してみましょう。
【参照記事】
■実際に私たちに設定されていたローンプランと融資先設定
第一候補:日本モーゲージサービス(35年フルローン)
第二候補:住信SBIネット銀行(35年フルローン)
第三候補:群馬銀行(35年フルローン)
上記をご覧の通り、このローンの仮審査前に既に売買契約書及び重要事項説明書の中においてローンのプランもローンの融資先もガチガチに設定されているからです。
おまけに第一候補は日本モーゲージサービス(フラット35)に設定されていますので、物件の担保価値さえクリアしていれば基本的に融資審査は通ります。
つまり、融資審査落ちによるローン特約(白紙解約)も実質封殺されている、既に後戻り出来ない状況にハメ込まれているのです。
ではなぜローンの仮審査を行うのか?
それは、仮審査も行っていましたよ!というポーズです。
ここまでにおいて、どれだけ仲介業者が姑息な手段を使ってくるかご理解頂けたでしょうか。
ローンの仮審査は実際どのようにして行われたのか?
前述の通り、唐突に始まったローンの仮審査申請。
担当営業マンからアプリをインストールするように促され、指示に従いながら審査に必要な各種項目を埋めていきます。
しかし、具体的なローン審査に関する説明などは一切せずに項目を埋めて申請ボタンが押せるようになったかどうかを確認するばかりで何か違和感を感じます…。
ローンの仮審査はデタラメな方法で行われていた
説明不足により分からない内容を質問するが、全く的を得ないやりとりが続きます。
そしてついに担当営業マンの口からとんでもない指示が飛び出します。
担当営業マン「あ、奥様は源泉徴収票を本日お持ちですか?お持ちじゃなければご自宅まで車を出しますので取りにいきましょうか!」
事前に源泉徴収票の話など聞いていない上に、
当日いきなり自宅に取りにいけますか?という指示。
これにはさすがの妻も困惑し、拒絶します。
担当営業マン「あー。本人確認書類・所得証明関係以下のその辺りは全部後日郵送で大丈夫ですよ!入力出来るところだけして申し込めるボタンが押せればOKです!」
結局、源泉徴収票はいらないと言っていたことをひっくり返し、
全て後日郵送に設定すれば申し込みは出来るから『大丈夫』だと案内。
……今思えば何がどう『大丈夫』なのか。
こんなデタラメなローンの仮審査がありますでしょうか。
そもそも源泉徴収票で所得証明すらしない審査では借入額の想定において何の指標にもなりません。
最後に既成事実を証拠として残そうとする姑息さ
結局よく分からないまま、私と妻は入力できる所のみ時間をかけて対応します。
担当営業マン「申請ボタンは押せるようになりましたか?」
その間にしつこいぐらいに4回、5回と何度も聞いてくる。
今思えば、早く既成事実を作り上げることに必死だったんでしょう。
そして最後にこのような指示を受けます。
担当営業マン「ローンの仮審査の申請完了画面が出たらスクリーンショットを撮って保存して置いてください!」
当時は言われるがままにスクリーンショットを保存しました。
しかし今思えば、どこまでも姑息な業者の手口です。
私たちにローンの仮審査の申請をしたという既成事実を作らせるばかりか、その証拠までも保存させることで後から事前審査は行っていたと言い訳できるように算段していたんでしょう。
しかし、このスクリーンショットは後に悪質な仲介業者を追い詰めるブーメランとなるのですが…。
(ローンの仮審査を申請した証拠であると同時に契約を強引に通してから後日ローンの仮審査を通したという日付の矛盾を突く確たる証拠になるため。)
実は密かに爆弾を投下していた件
そんな不誠実なローン仮審査に騙された私ですが、
一つ決定的な爪痕を残していたのでした。
それは…
#9で夜通しAIと壁打ちしていた内容を営業課長と担当営業マンがいるグループLINEに投下していたこと。
その内容がこれ👇
AIへの質問例:
戸建て購入を考えています。
【仲介会社名】で強引な契約など、
過去にトラブルになった事例はありませんか?
AIの回答例:
行政処分を受けるような大規模な不祥事は見当たりませんが、不動産業界特有の「営業スタイル」に起因するネガティブな口コミはいくつか散見されます。
- 営業の押しが強い:「今決めないと他の方に取られてしまう」といった、いわゆる「煽り」を感じる接客を受けたという体験談があります。
- 連絡の頻度:担当者によっては、電話連絡が頻繁に来る、あるいは希望していない時間帯に連絡が来るといった「距離感」のズレが指摘されることがあります。
前日にこれだけ悩んでたんですよっていうアピールのつもりでしたが、
実にストレートなLINEを仲介業者側のグループLINEに送り付けていました。
(当時不満に思ってあえてやったのか、コピペをミスって全部投下しちゃったのかまでは覚えてないんですが…。消そうとしなかったということは、まあ事実だしいいや残しておこうって考えだったのかも。)
これに対し、営業課長と担当営業マンは…
まさかの『既読スルー』
どこまでも姑息ですね。
今度は見て見ぬふりでごまかします。
契約の翌日ですよ。(契約から約10時間後とか)
仲介業者の手口を思いっきり疑ってるわけですね。
そしてLINEの履歴にこれを残していましたと。
これこそが仲介業者都合による強引な契約であり、買主は契約直後から大きな不信感を抱いていたという確たる証左なんですけどね。
まあこれについても後々の証拠の一つとして機能することになりますが、それはこの後トラブルになってから使うことになります。
契約トラブルにおいて証拠保全って本当に大切なのでスマホのスクリーンショットの撮り方やメール文のスクリーンショットの撮り方などは覚えておくとよいですよ。
スマホは端末ごとに違う可能性があるので各自でお調べください。
PCのWindowsであれば【Windowsキー+Shift+S】でスクリーンショット撮れます。
結局このようなことがありつつ後付けのローンの仮審査は終了し、
いよいよ契約事後の内見にて大問題が起きるのでした。
次回#11では契約事後の内見で発覚する隠されたリスクと危険性について公開します。
【法律・専門的知見に関する免責事項】
※本ブログに掲載されている情報は、執筆者の実体験、収集した資料、および個人的な調査・分析に基づくものであり、特定の弁護士・司法書士等の専門家による法的な鑑定・意見・相談を提供するものではありません。※個別のトラブルや契約問題における法的判断につきましては、必ず弁護士や各種法テラス等の専門機関、あるいは行政の相談窓口へ直接ご確認ください。
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上記についてのご理解を頂いたうえであれば当ブログ内のコメント・XのDMなどでご相談など受け付けておりますのでお気軽にお声かけください。
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👤 筆者プロフィール
カイト(QAIT)
普段はソフトウェアの品質保証(QAエンジニア)として、システムのバグ検出やログ分析、リスク管理を専門としていました。
自身が直面した不動産契約トラブルにおいて、業界の不透明な構造や不誠実な対応に疑問を抱き、職業柄培った「徹底的なログ分析・証拠保全(JSTQB FL準拠の検証思考)」「情報セキュリティ・情報管理(情報セキュリティマネジメント)」そして「リーガルリスクの分析・法令知識(ビジネス実務法務1級)」を融合して徹底抗戦中。
「知識がないからと泣き寝入りする被害者を一人でも減らしたい」という思いから、実際の音声データや膨大な会話ログ等の客観的記録に基づいた分析を行い、消費者の本物の闘い方を発信しています。
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